毎年3月にはJRグループのダイヤ改正があります。
今年は3月17日(土)に実施されます。
昨年(2017)の12月にニュースリリースされていたJR九州の大規模な減便が実施されます。
一車両に何人乗車しているかを調査して、ある閾値以下の車両運行は廃止となるようです。
利用者にとっては改正ではなく「改悪」となる内容。
深夜や早朝、日中の便がターゲットになるに違いありません。
沿線自治体の猛反発を受けましたが、押し切った感じの先日の新聞記事です。
上場企業である同社は鉄道事業の立て直しを迫られること必須なはず。
今後はますますの利用者減少と利便性の悪化が負のスパイラルとなることでしょう。
福岡都市圏への人口集中が加速することは避けられません。
ニュースリリースにある運行ダイヤサンプルをみるとJR九州が意識する福岡都市圏の高収益な範囲が見えてきます。
鹿児島本線の博多-鳥栖間の快速・普通を日常的に利用するので確認してみます。
現在、日中の同区間は1時間あたり快速3本と普通3本(快速停車駅には6本、普通のみ停車駅には3本)が運行されるパターンです。
改正後は博多-二日市間は1時間あたり快速3本と普通3本で変わりないようです。
快速のひとつは区間快速として二日市以南は各駅に停車する普通になります。
普通の2本は二日市まで、残りの1本が鳥栖まで運行されるようです。
後者の普通は二日市で快速に接続するでしょう。
残りひとつの快速に接続する普通はどこ?
詳しい説明がないので想像すると、二日市-鳥栖間は1時間あたり快速2本と普通2本となってしまう?
過去に二日市以南が各停になる区間快速のパターンは何度かありました。
そのときは二日市で2本の快速と普通は接続していました。
二日市を過ぎると乗客は激減することから福岡都市圏はここまでとの判断かな。
また、鳥栖から上り博多方面の最終便も繰り上げになります。