スポンサーリンク

敬愛する故郷の話である。
中学校の15歳まで暮らしたのは鹿児島。
その後は県外へ進学したので遠い昔になってしまった。
陸の孤島と揶揄されることもある田舎なので新幹線の恩恵に預かることもない。

一時期、星空日本一として全国区になった事もあった。
要はド田舎であるが、その町は平成の大合併で近隣の街に吸収されてしまった。
歴史的(戦時中)に記憶される吸収合併後の地名を知っている人には頷いてもらえるようになった。

ところで、鹿児島県出身者同士の会話で今でも不思議に思う話。
出身地や住まいを問う「鹿児島のどちらですか?」に対し、「市内です」との回答。
これは「鹿児島市内です」を意味している。
自然に交わす会話である。
逆に「市外です」とは言わない。
具体的な市町村名を告げるのである。
前者になった事はないが、聞く度に昔に引き戻される。

多分、「福岡市内です」「佐賀市内です」の代わりに「市内です」と言う人はいないのではないか?

おすすめの記事