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かかりつけ薬局と云うのでしょうか、定期的に処方箋を持参して薬を受け取る近所の調剤薬局があります。

毎度、お薬手帳はお持ちですか?と聞かれます。
いつも同じクスリなので、「ないです」と答えていました。
紙の手帳に薬の情報が印字された紙片を貼り付ける作業も面倒です。

このやり取りの結果で診療明細の項目にある薬学管理料(薬剤服用歴管理指導料)が変わることをご存じでしょうか。
2016年4月の診療報酬改定により、お薬手帳を持参する場合と持参しない場合では支払い額に差が生じるようになっています。
令和2年度の改定で薬学管理料は前者43点、後者57点です。
医療費の自己負担が3割の人は50円の差額が生じる計算です。

薬代が安くなるのは、前回と同じ薬局で薬を受け取ってから原則3ヶ月以内であり、かつ、お薬手帳を持参した場合に限ります。以前は6ヶ月以内だったのですが、2020年度から期間が短くなっているようです。

この4月、件の調剤薬局で自社のお薬手帳アプリを紹介されました。
薬学管理料が安くなることを初めて知り早速使ってみます。
知らなかったとは言え、毎回50円余計に支払っていたとは。
スマホを忘れる事はないでしょうが、持参しなくてもデータは同調剤薬局のサーバーに保存されるのでご安心を。

先日、久々に診てもらった医院で受け取った処方箋を「いつもの調剤薬局へ持参すれば薬学管理料(薬剤服用歴管理指導料)は43点!」が頭をよぎりました。
内科の近くの調剤薬局ですが目的のクスリはあるはず。
その手順を踏まずに57点。
あ〜あ。

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